ここでソウルの地下鉄のお話を少し。
ソウル市の主な交通機関は地下鉄(チハチョル)です、路線バスもあるのですがいうまでもなく地上は交通ラッシュで駐車スペースもままならない状況で、地下に潜ったのは当然のことだと思います。地下鉄は1号線から9号線までとその他空港線など7路線が網の目のように張り巡らされています。乗り方はちょっと変わっていて一回限りの交通カードと保証金がいることです、保証金は降りた駅で保証金換金機で払い戻しができます。自動販売機には日本語表記もありますが駅名などは英語表記なので、たとえば龍山駅は(Yongsan)なので英語名を知ってないとなかなか探せないでまごついてしまい、後の人に迷惑をかけてしまうことにもなるので、駅名をきちんと覚えておきたいと思いました。
路線図が日本のようにありますが表示が例によってハングル文字と英語表記なので、ハングルが分からないと理解できません。
車内放送は日本語で案内していたような気がしましたが、車内の雑音と電車の騒音でよく聞こえませんので、スピーカーの近くに位置取りをした方が良いと思いました。ちなみに携帯電話は車内でも規制がないようで老若通話自由で賑やかでした。ソウル市民には便利な交通機関でどこの駅も綺麗で、転落防止用の安全装置もほとんどの駅に設置されているようで、安全面でも相当配慮されていることを感じました。
グループ行動も楽しいですが、一人の時間も作りたい、個人の買い物にぞろぞろと突き合わせたのでは申し訳ない、ということで落ち合う場所を決めて一人で出かけることにしました。落ち合う場所は韓国伝統オペラ劇場「貞洞劇場(チョンドン)」そこでロングランを続けているオペラ「美笑 Miso」を観劇しようということに決め私一人で出かけました。用事を済ませ、さて落ち合う場所に行こうと思ったのですが、迷ってしまいました。自分では地図を頼りに正確に市内を歩いているつもりだったのですが、いつの間にか違う道へそれてしまったようです。そうなると、もう分かりません、元の所に戻ろうとしても今いるところがどこだかわからないのでどうしようもありません、散々歩き回った末、オペラの開演時間も過ぎているし仲間たちも待っていることだろうと思い、タクシーを捕まえていこうとしたのですが、場所を言っても全く通じません。3台ぐらいのタクシーを捕まえたのですが、3台とも「わからない」の一点張りです。こうなったら最後の手段、ホテルとかデパートに行けば日本語のできるスタッフが居るだろうと考えました。幸い歩き回ってる間にロッテデパートの前を何回も通ったのを思い出し、ロッテデパートへ行きました。正解でした、インフォメーションには小さい日本の国旗と日本人スタッフが常駐していて、親切に教えてくれました。何のことはない、歩いても10分も掛からないところでした。
後で考えるとあまりに近いのでタクシーは乗車拒否をしたのではないかと勘ぐってしまいました。多分・・・
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